効率的なシステムを構築する

効率的なシステムを構築する(6)お客様対応、担当 (コールセンター)

Young friendly operator woman agent with headsets working in a call centre.
クリームチームマーケティングでは150社250ブランドの支援実績と独自のノウハウを元に、戦略立案から施策実行まで一気通貫して支援しています。化粧品・健康食品D2Cビジネスに課題がある方はお気軽にご相談ください。⇒無料のパーソナルコンサルティングで相談する

コールセンターは重要な部署である

コールセンターを自社で内製する場合もあれば、コールセンターを専門で立ち上げている会社に外注する方法もあります。いずれの場合でも、顧客と直接接点を持ち、直接対応するコールセンターという部署は非常に重要なポジションです。

ECサイトで商品を販売した後に重要なのが、お客様対応です。通販EC・D2Cビジネスはオンライン上で全てが完結してしまうため、メーカーや顧客からも、お互いの顔が見えません。だからこそ、コールセンターに問い合わせて出てきた担当者が、顧客が初めて接触する人でもあるわけです。

もしも担当者の対応に不快感を抱いたり、不安を抱いたりした場合には、それが直接メーカーやブランドへの不信感につながります。顧客からの問い合わせやクレームなどにコールセンターの担当者がどのように対応するかによって、顧客がメーカーやブランドに抱く印象が大きく左右されます。

また、インターネットが普及してからは、SNSやブログなどで個人が気軽に情報発信できるようになりました。そのため、コールセンターに問い合わせて不快な思いをしたとしたら、その情報がそのまま拡散され、メーカーやブランドの評判が下がるリスクもあります。

Headphone with call center device Put at office

集まった意見を活用しない手はない

コールセンターは、実際に製品を利用した方からの生の声がたくさん集まる場所です。これを利用しない手はありません。

ECサイトには、「よくある質問」や「お買い物ガイド」「ヘルプ」など、ECサイトを利用する際に生じる疑問や不安などを解消するためのコンテンツをつくるのが一般的ですが、問い合わせやクレームの内容をそこにフィードバックするのです。

コールセンターを起点として顧客からの意見や質問を集めれば、それをもとにECサイトでコンテンツをつくって増やすことができます。また、応対をマニュアル化して共有すれば、応対品質の向上にもつながります。

こうしたデータは、チャットボットやLINEなどの自動応答にも活かせます。コールセンターで得られた情報は多角的に活用できる貴重なものなのです。

Chatbot conversation on laptop screen app interface with artificial intelligence technology

この記事の著者

効率的なシステムを構築する(6)お客様対応、担当 (コールセンター) | 通販化粧品・健康食品業界に特化したコンサルティングとダイレクトマーケティング支援
山口尚大EC・通販コンサルタント クリームチームマーケティング代表兼CEO
2006年より化粧品、健康食品業界に特化したダイレクトマーケティング支援を行い、これまで150社250ブランド超の売上アップを実現。業界に特化した豊富な経験やノウハウ、リソースを提供している。

・著書『化粧品・健康食品業界のためのダイレクトマーケティング成功と失敗の法則』
・著書『化粧品・健康食品EC・D2C新規参入パーフェクトガイド』
・書籍と同名のコラムを日本ネット経済新聞にて連載中