多くのメーカーは、良い商品を作れば消費者がその良さを理解し、誰かが必ず手にとってくれると思ってしまいがちです。つまり、商品先行である「プロダクトアウト」の考え方で商品を販売しているケースが多いと言えます。
私が相談を受ける際に「御社の競合はどこですか」という質問をすることがありますが、担当者が競合している企業を明確に言えないことがあります。仮に企業名や商品名を挙げたとしても、それが本当の競合であるのか、どういった点が競合しているのかまでの分析ができていないことは非常に多いのです。